QR Send セットアップ完全ガイド

「QR Send」は、iPhoneやAndroidで見つけたWebページのURLを、PCのGoogle Chromeへワンタップで転送できる無料ツールです。このページでは、Chrome拡張機能のインストールからスマホ側の設定、初めての送信テストまでを順番に解説します。作業自体は5分もかからず、一度セットアップすれば以降はQRコードを読み直す必要もありません。

1. PCのChromeに拡張機能をインストールする

まずはURLを受け取る側であるPCに、QR Sendの拡張機能を入れます。この作業はPC1台につき最初の1回だけ必要です。

  1. PCでGoogle Chromeを開き、Chromeウェブストアで「QR Send」と検索します。
  2. 検索結果に表示される「QR Send - iPhone URL to Chrome」を選び、「Chromeに追加」ボタンをクリックします。確認ダイアログが出た場合は「拡張機能を追加」を選んでください。
  3. インストールが完了したら、ツールバー右上に並ぶアイコンの中からパズルのピースの形をしたアイコン(拡張機能メニュー)をクリックし、QR Sendの横にあるピン留めアイコンをクリックします。これでツールバーに常時表示されるようになり、次回からワンクリックでアクセスできます。

ピン留めをしておかないと、毎回パズルアイコンの中を探す手間がかかります。使う頻度が高いツールなので、必ずピン留めしておくことをおすすめします。

2. QRコードを表示してiPhone・Androidでスキャンする

拡張機能をインストールしたら、スマホと接続するためのQRコードを表示します。ツールバーのQR Sendアイコンをクリックするとポップアップが開き、上部に「履歴」と「QR」という2つのタブが並んでいます。

  1. ツールバーのQR Sendアイコンをクリックしてポップアップを開く
  2. ポップアップ上部の「QR」タブに切り替える
  3. 表示されたQRコードを、スマホの標準カメラアプリで映す(専用アプリのインストールは不要です)
  4. 画面上部に出る通知バナーをタップし、Safari(またはChrome)でリンクを開く
QRコードがうまく読み取れない環境(社内PCのカメラ制限など)では、ポップアップ内の「URLをコピー」ボタンでURLをコピーし、スマホのメモアプリやメッセージアプリに貼り付けて自分宛てに送る方法でも代用できます。

3. Safariで開いてホーム画面に追加する(iPhone)

QRコードから開いたページ(送信ページ)をホーム画面に追加しておくと、次回からはアイコンをタップするだけで起動できるようになります。

  1. QRコードから開いたページがSafariで表示されていることを確認する
  2. 画面下部(iPhoneの機種によっては上部)にある共有アイコン(四角から上向きに矢印が伸びたアイコン)をタップする
  3. 共有メニューを下にスクロールし、「ホーム画面に追加」を選択する
  4. 表示名を確認する(そのままで問題ありません)。必要であれば分かりやすい名前に変更する
  5. 右上の「追加」をタップすると、ホーム画面にQR Sendのアイコンが追加される

この設定をしておけば、以降はQRコードを読み直す必要はありません。ホーム画面のアイコンをタップするだけで送信ページが開きます。

4. Androidの場合

Androidスマートフォンでも手順はほぼ同じです。iPhoneのショートカット連携機能こそ使えませんが、ホーム画面への追加による使い勝手はまったく変わりません。

  1. QRコードをAndroid標準カメラまたはChromeアプリのカメラ機能でスキャンし、送信ページを開く
  2. Chromeの右上にある縦三点のメニューアイコンをタップする
  3. 「ホーム画面に追加」または「アプリをインストール」を選択する
  4. 表示名を確認して「追加」をタップする
  5. 以降はホーム画面のアイコンからワンタップでアクセスできる

5. 初めての送信をテストしてみる

セットアップが終わったら、実際に1件送ってみて動作を確認しましょう。

  1. iPhone・Androidで何でもよいのでURLをコピーする(普段見ているニュースサイトなどで構いません)
  2. ホーム画面に追加したQR Sendのアイコンをタップして送信ページを開く
  3. テキスト欄の下にある「貼り付け」ボタンでURLを貼り付ける(手動で長押ししてペーストしても構いません)
  4. 「PC Chromeで開く」ボタンをタップする
  5. PC側でChromeが起動していれば、通常は数秒、遅くとも30秒以内に自動的に新しいタブでそのページが開きます

スマホ画面に「✓ PC Chromeで開きます!」という表示が出れば送信は成功しています。PC側で新しいタブが開かない場合は、Chromeがスリープ状態になっていないか、拡張機能が有効になっているかを確認してください。

6. 新機能: 双方向送信とタイムライン

v1.1.0からは、スマホ→PCの一方通行だけでなく、PCからスマホや別のPCへも送れるようになりました。あわせて、送受信した内容を1本の履歴として確認できる「タイムライン」も追加されています。

PCから送る

PCのツールバーにあるQR Sendアイコンをクリックすると、「タイムライン」タブに入力欄と「送信」ボタンがあります。URLやテキストを入力して送信すると、ペアリングした全端末(スマホ・他のPC)に届きます。URLは受け取った端末で自動的に新しいタブで開き、URL以外のテキストはタイムラインに表示されます(クリックでコピーできます)。

タイムライン(履歴)について

ポップアップと送信ページ(/send)には、送ったもの・受け取ったものの履歴が新しい順に表示されます。履歴が保存されるのは、お使いのスマホやPCそれぞれの中だけです(1台につき最大500件。あふれると古いものから自動的に消えます)。QR Send側にあなたの履歴が記録されることはありません。送信のときにデータは一時的にインターネットを経由しますが、その途中に残るデータも約12時間で自動的に消える仕組みです。

別のPCを追加する(Chrome同期)

2台目以降のPCは、同じGoogleアカウントでログインしたChromeに拡張機能をインストールし、設定画面の「Chrome同期」をオンにするだけで、同じ送受信の輪に参加できます。これはChrome本体の同期機能を利用するもので、QR Send側がGoogleアカウントの情報を取得したり扱ったりすることはありません(既定はオフ)。スマホ側はこれまでどおり、QRコードを読み込むだけです。

うまくいかない時は

初回セットアップでよくあるつまずきポイントは次の通りです。

それでも解決しない場合は、症状別にチェックリスト化したトラブルシューティングガイドを参照してください。